長野・松本の音楽シーンをルーツに、東京を拠点に活動するシンガーソングライター・ボブ次男。ローファイな宅録サウンドと日本語フォークの温もりをまとい、日常の風景を独自の言葉で描く楽曲は、音楽好きの間で静かに支持を集めている。昨年発表した1stアルバム『ぼくはペナルティキックを外すだろう』を軸に、音楽の原点や制作への思いを聞いた。



luteの読者とあなたの作品を初めて聴く人に向けて、自己紹介をお願いします!
 
はじめまして、ボブ次男といいます。宜しくお願いします。
 
最近どんな⾳楽を聴いてる?
 
・Julia Takada 『Reverie』
最近はラジオから流れてきた曲で耳に留まったものを検索して、繰り返し聴いてみるというような音楽との出会い方が多いです。
 
・カーネーション『GIRL FRIEND ARMY』と、相対性理論 『シンクロニシティーン』

どちらも以前からよく聴いてたのですが、最近はこの2枚を交互に聴くのがマイブームです。どちらも架空の街をめぐる短編漫画集的な趣があってとても良いアルバムだと思います。
 
・Lantern Parade 『甲州街道はもう夏なのさ』
毎年この時期になるとよく聴いてる気がします。

⾳楽を始めたきっかけは?
 
昔習ってたピアノと家にあったギター


⾳楽活動以外で好きなこと、ハマってることは?
 
最近は冷蔵庫の中身をやりくりしながらご飯を作るのが楽しいです。休みの日は台所で何かをしていることが近頃は多い気がします。
それから、春先に友人に連れて行って貰って久しぶりに滑ったスノーボードがめちゃくちゃ楽しかったので、次の冬も行けたらいいなーとか思いながらYouTubeでスノーボード関連の動画をよく観てます。あとは、仕事の先輩の影響で競馬を観るようになりました。

今日はボブ次男さん行きつけのミュージックバーでお話を伺っていますが、普段どんなふうに過ごしていますか?

店主さんの親しみやすい人柄が好きで、夜、寝る前などによくお邪魔してます。

普段、⾳楽制作のインスピレーションになるものはなんでしょうか?

仕事があることと、好きな人がいること。言葉やメロディの断片は仕事で車に乗って移動している時や休日に散歩している時など、移動しながら風景を眺めている時によく浮かんできます。

歌詞の表現において、ボブ次男さんが⼤切にしていることは?

言葉の使い方や選び方にフックがあるかどうかは大切なことだと思うので、意識するようにしています。


制作するときに特に⼤事にしているプロセスや感覚があれば教えてください。
 
生活をする中で、見たものや聴いたこと、目の前で起こったことに対して何かを感じようとする姿勢はいつも持っていたいなと思いながらやっています。

1st Album『ぼくはペナルティキックを外すだろう』について教えてください。ボブ次男さんにとって、どんなアルバムになりましたか?

少しずつ貯め込んでいた歌の断片が段々繋がってきて、曲がぽつぽつと出来はじめてきたのが2023年頃で、それらを1年半ほどかけて生活の隙間に録り進めて行って最終的にアルバムになりました。

楽器をやってる友人たちに声をかけて演奏をお願いしたりして、アルバム全体を通しての割合でいうと自分で演奏してるパートと誰かにお願いして演ってもらったパートはたぶん半々ぐらいなんですが、後者の曲の方が自分ひとりでは行けなかったところまで行けてるような感じがして、思い入れはありますし、手伝ってくれた人たちには本当に感謝しています(特に、旧くからの友人である北村盧)。

CDアルバムの実物を手に取ったとき、小さな詩集(写真集)のようでとても素敵だなと思いました。こだわりポイントを教えてください。

有難うございます。自分は友部正人氏のことを勝手に師匠だと思っているので、音源を作るのなら歌詞は縦書で見せたいという気持ちは以前からありました。
また、このアルバムの歌詞を書いている時期は現代詩に興味があって詩集をちょくちょく読んでいたのですが、ページに余白が多いとそのぶん言葉が頭に入ってきやすいなと読んでいて感じていたので、そういう影響もあってこのような詩集ふうの小冊子にしました。


写真は、その頃の自分が見ていた風景や気になったものなどがイメージとしてあったほうが聴き手も音楽や言葉に入り込みやすいのではないかと思って付けました。写真選びについてはもう少しテーマや一貫性があった方が良かったかなと今になって思ったりしますが、写真自体はどれも気に入っています。

ご⾃⾝の作品で⼀番のお気に⼊りは?その理由も聞かせてください。

『にんじんの塔』という曲は、録った時の思い出も含めて気に入っています。

今注⽬している、またはコラボしてみたいアーティストはいますか?

友部正人さんのことはなんの面識もありませんが勝手に師匠だと思っている節があるので、いつかご一緒できたらいいなという目標というか、夢は僭越ながらあります…

ミュージシャンとして今後の夢/チャレンジしたいことは?

音楽は自分が好きでやっていることなので、これからも自分のペースで好きなままずっと続けていけたら良いなと思います。チャレンジしたいことでいうと、バンドを組んでライブをするというのはいつかやってみたいです。

Special thanks! 🎶 ALGONQUIN’S BAR @algonquinsbar ✨🍹

Photography by @matumotoph 📷
Interview & Text by Saori @saori8